共感すると一言で言うと、とても簡単なんですが。
子育てにおいては、なかなか難しいんです。
『聴く』のも大変ですが、
『共感する』も大変です。
『聴く』⇒『共感する』はちょっとステップアップしたと考えたら、わかりやすいかもしれません。
例えば、学校から帰ってきた女の子が……
「お母さん、聴いて。アイちゃんがね、サチと口ゲンカになってね、それで、止めてあげようかなって思ってたら、ミズキが大きな声で『ケンカやめろ!』って叫んでさ、えっと、その声がうるさくって、サチがキレてね、それ逆ギレじゃん、だけど、誰も何も言わないし、今度はミズキとサチがケンカになってさ、そしたら先生が来て『あなた達、静かにしなさい!』って、それでね、その場にいた私まで叱られたんだよー、イヤになっちゃう」
子供って、こんな感じで一気に話しますよね。
これってどう答えていますか?
忙しい時には
「わかったから!だらだら話さないで!」なんて言ってしまいますよね。
特に夕食の準備で忙しい時なんかは
『もうやめてー』
って思っちゃうでしょう。
でも実は、ひたすら『聴いた』後に『共感』すればいいんです。
「うんうん、あー、そうなんだ……アイコちゃんとサチちゃんがねー……へえ、ミズキちゃんが?……うん、逆ギレだね……えー?先生が?……うーん……そっかそっか、イヤな気持ちになったね」
いろいろ話してくるその根本には『わかって欲しい』気持ちがあるのです。
理解してくれる=認めてくれている=愛されている
なのです。
一度『共感する』ことにチャレンジしてみて下さい。
共感が難しいと思われるならば
「◯◯しちゃったんだね」
「イヤな気持ちになったね」
のオウム返しで良いのです。
意外とあっさり
「そう!マジでイヤな気持ちになった!」
って終わっちゃいますよ。
もし、上記のように何気ない日常の一コマではなく、学校側の対処も必要そうだと感じた時は、また深く聴いていけば良いことですから。