Cross・Maria

フツーの主婦が子育てあるあるをつぶやきます

雑記その③/子供を産むか否かPart2


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前回は、子供を産まなきゃいけないという考えは古いし、価値観の押し付けじゃないか、と書きました。

 

ただ、これは

『子供を産むか否か選択出来る人側』

からの目線だったので、今回は

『子供を産まなければならない人』

のお話をしたいと思います。

 

 

子供を産まなければならない人とは、例えば必ず跡継ぎが必要なご家庭のことです。

 

今の時代に『跡継ぎ』だと???(゜_゜)

と思われるでしょうが、歌舞伎役者には跡継ぎが必要ですし、老舗の造り酒屋にも跡継ぎが必要でしょう。

日本には家督制度がもう法律で定められてはいないのに、色濃く残っていますね。

 

そんなご家庭、ご家族のもとへ嫁がれた女性は(『嫁ぐ』という単語の使用はさておき、です)子供、しかも男児を産むことを望まれます。

 

ここで前回書いたように

『産みたいけど妊娠しない女性』

『産みたいけど産めない女性』

だった場合の風当たりの強さ、キツさは安易に想像出来ますね。

 


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ちなみに上記は、数年前に某サイトに姑の立場の方が相談し、見事に炎上したものです。

私は今でも「釣りであって欲しい」と思っています。

 

『男の子を産むのは嫁として暗黙の了解』

『新しい嫁をもらう』

『息子も悩んでいる様子』

『嫁を出ていかせる』

『男の子を産めば許す』

 

うーん……なかなか香ばしいワードが並んでいます(笑)

初めて読んだ時は、時代錯誤過ぎて声に出して笑ってしまいましたが(笑)

今でもこんな思考回路の姑がいるんですね。

 

 

このご一家が、どんな状況に置かれているかはわかりません。

上記の歌舞伎役者のご家族のように、何が何でも跡継ぎが必要なのか、

はたまた大した資産もない中流家庭なのか、書いてありませんから。

 

ただ言えることは、跡継ぎが

『男子でなければならない』

『長男が跡継ぎでなければならない』

のでしょうか?

付け加えるならば

『(男子の)実子でなければならない』

のでしょうか?

 

以前、私も不妊・不育に苦しんだと書きました。

幸いにも姑は

「夫婦仲良く過ごすのがいちばんだ」

と言い、子供を急かすことは全くありませんでした。

それどころか

「子供がいなくても家庭・家族なんだ」

と全く普通のように語っていました。

 

それでも交際範囲が広い姑のことですから、周りからは

「お孫さん、まだなの?」

とは言われていただろうし、そう聞かれて毎回不快な気持ちになっていただろうと想像はつきます。

 

家族間で急かされることがなかっただけ、私は楽だったかもしれません。

 

 

それでも流産を繰り返すと、諦めてしまう時期もあり、養子縁組について調べたことがありました。

 

今は特別養子縁組も知られるようになりましたが、私が調べた時はさほど情報がなかったように記憶しています。

 

乳児院児童養護施設からの引き取りや養子縁組は、かなり難しい条件(離婚歴がない、夫婦の年齢が何歳以下等々)や手続きがあり、私達夫婦には無理だと諦めました。

 

 

でもその時に感じたことは

「日本は血の繋がり(実子)をこんなに重視しているのか」

ということでした。

 

『産みの親より育ての親』という言葉もあるように、私自身がお腹を痛めて産まなくても、養子縁組で引き取った子供でも、育てていけば私達夫婦の子供になるんじゃないの?と考えていました。

 

結局は養子縁組は諦め、妊娠も諦めた途端に妊娠した、という思いがけない展開となりました。

しかし、血の繋がりを強く求める日本では養子縁組はかなり難しいのです。

 

アメリカでは名の知れた俳優が養子をたくさん迎えたり、一般的にも養子を育てていることは珍しくありません。

手続きそのものが日本ほど制限がないようです。

 

それに伴い、金銭目当て・営利目的で養子斡旋団体を立ち上げる人もいたりで、手続きが簡素であるがゆえに問題は起きているようです。

 

ここでは、その問題まで踏み込みはしませんが、子供を授かれない場合は必ずしも実子でなくとも、養子を迎えてもいいのでは?と思うのです。

 

『子供を産んでこそ一人前』

というくだらない概念と共に

『産みの苦しみを知ってこそ、一人前の母親』

という概念も存在します。

 

でも産みの苦しみを知っていても、愛情が薄い母親なんて何人も見てきましたし、子供を捨てる母親も見てきました。

そんなの、母親本人次第です。

 

子供を持つが持つまいが、一人前の人間はたくさんいますし、

帝王切開で出産しようが、他人の子供を育てていようが、一人前の人間はたくさんいます。

 

そろそろ、こうした古くさい考え方は一切捨て去り、子供を望むご夫婦に不妊治療費を全額負担する制度や、養子縁組手続きの簡素化を法的に整備していただいても良いんじゃないでしょうか?